2016/03/25 19:00

春がやってきました。

みなさまはいかがお過ごしでふか?
わたしは以前にも書いた通り、春が大嫌いでふ。
私以外のすべての生命体が「春が来た!あたたかいなあ。花が乱れ咲くなあ。」と浮かれているような気分になるのでふ。
それに、暑いのか暑くないのか、寒いのか寒くないのかはっきりしないところもなんだか嫌でふ。

そんな嫌いな春でふが、桜の花が咲き散るのを見るのはとても好きでふ。

以前住んでいた東京の吉祥寺にある井の頭公園では、桜の季節になると桜の木のトンネルの中を歩いているかのようにたくさんの桜が花を咲かせまふ。
井の頭公園の桜は力強く、特別に生命力にあふれているように思えるのでふ。
そのトンネルの中で「浮かれ人」たちが、シートを敷きお酒を飲んでいるのを横目に、ぶらぶらと夜桜見物をするのが大好きでした。

京都に越して来てからは、円山公園の姥桜が1番のお気に入りでふ。
姥桜というだけあって、この桜は絶対に「女性」でふ。
人間よりもずっとずっと長く世の中を見てきた女性でふ。
「この場所はわたしの場所。ここでわたしは生きている。」という迫力ある生命を感じるのでふ。
「綺麗だなあ。」なんてぼーっと眺めることはできず、いつも畏れ多さに思わず手を合わせてしまいまふ。
もしかすると、神様に近いような存在なのかもしれません。
今年もそろそろ彼女に会うことができる時期でふ。
また彼女の存在に圧倒されたいでふ。

春が嫌いなわたしは、テンションが上がることを見つけて、なんとかやり過ごそうと思いまふ。
今年は「新作のTシャツ」にパーカーを羽織って、「夜桜見物」がテンションアップのキーワードになりそうでふ。